柳 -白黒

柳 -白黒

柳宗理によって、1982年にデザインされた「白黒の食器シリーズ」。 角の取れたスクエアなこの器は、毎日の暮らしで使うことを考えてつくられた、飽きがこないシンプルなデザインです。
発表当時、陶磁器の量産食器というと回転体での大量生産が主流でしたが、なるべく生産過多にならない鋳込み成型(圧力鋳込み、排泥鋳込み)を採用し、回転体ではない、スクエア型のデザインが実現できました。柔らかな形状に合わせた白と黒のマット釉が用いられました。2023年セラミック・ジャパンのオリジナル商品として生産・販売が開始になりました。

デザイナー 柳 宗理

インダストリアルデザイナー。民藝運動をおこした柳宗悦の長男。1940年に東京美術学校西洋画科を卒業。戦後、工業デザインの研究に着手し、第11回ミラノ・トリエンナーレでは「バタフライスツール」を含む展示で金賞受賞。「バタフライスツール」はMoMA(ニュ ーヨーク近代美術館)の永久所蔵にも認定されている。1977年からは父が創設した日本民藝館館長に就任。2002年には文化功労者として顕彰され、晩年まで家具類をはじめとして、キッチンウェア、テーブルウェアなど数多くのデザインを手がける。

https://yanagi-design.or.jp/

「柳 -白黒」シリーズの商品一覧

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